2010年6月7日月曜日

6月6日中部地区英語教育学会愛知地区研究大会を開催しました

愛知学院大学で2名の先生の研究発表と、2つの講演がありました。講演会テーマは、語彙知識や統語知識の「再構築」でした。私たちが外国語を学習する場合、まずは母語と外国語の1対1対応を考えるわけですが、すべてがそれでうまくいくわけではなく、母語と外国語の違いを認識しながら正しいイメージを再構築していく過程とその指導法の提案がありました。その説明の過程で1つおもしろいことがありました。小学校英語などでは母語(日本語)を介さないように、絵を見せて英語を提示することがあると思います。しかし、頭の中では、絵を見た瞬間に私たちはそれを母語で認識し、その母語を使ってその絵を覚えるというのです。たとえばリンゴの絵を見せてappleと教える場合、リンゴの絵を見た瞬間に私たちは「あっリンゴだ。」と思い、appleと聞くと、「ああ、リンゴがappleか。」と考えてしまうそうです。まあこれは実感とも合致するのではないでしょうか。母語で認識できないような未知のものを見れば、それがfunifuniだと聞けば、その未知なるものがfunifuniと言うんだと母語を介さずに理解できるわけですが、母語で認識できるものであると自然に母語は介在するわけです。母語を排除して外国語学習を行うことを考えるより、上手に母語を利用しながらその違いにもフォーカスを当てて外国語のイメージを持たせることが大事だと提案されてました。納得。