2010年10月12日火曜日

10月11日自由の女神に登る


 中華街で飲茶を堪能した後、車で自由の女神の立つリバティ島行きのフェリー乗り場があるバッテリーパークに向かった。途中、グランドゼロを見ることができた。かなり工事は進んできていて、高層ビルの地上数階分の鉄骨が見えていた。いよいよ新たなワールド・トレード・センターが建設されるようだ。グランドゼロの近く2ブロック先にはモスクも建設されたそうで、波紋をよんでいたりするニュースも聞かれる。商業の中心であるとともに、宗教観の大きな問題も関係した地域になってしまったようだ。
 予約するのが遅かったので、王冠まで登るチケットは手に入れることができなかったが、台座の上までのチケットを予約できた。フェリー乗り場にはかなりの人の列。やっと白いテントに到着すると、空港のようなセキュリティチェックが待ち構えていた。手荷物を全て機械でスキャンし、ゲートをくぐる。(自由の女神の台座に入るときにも、もう一度、同じようなセキュリティチェックもあった。)
 フェリーは出発すると数分でリバティ島に到着する。島を左から回り込み桟橋に向かうが、右手に近づいてくる自由の女神の姿には圧倒された。長い歴史を刻みながら、アメリカのシンボルとして立っている自由の女神にはいろいろな意味が込められているように感じた。きっと100年以上昔にアメリカに移民してきた人々も、自由の女神の温かい目で迎え入れられたんだろうな(でも実際は、隣りのエリス島で、移民たちは厳しい選別が待ち構えていたようだが)なんて思ったりもした。
 リバティ島に上陸。いよいよ自由の女神の台座に向かう。荷物を預けるロッカーは指紋認証式で、2時間で1ドルだった。身軽になっていよいよ台座へ。エレベータも動いていたので,一番上の展望台へ向かった。途中、台座の中が博物館になっているので、実物大の自由の女神の顔や足の前で写真など撮り、自由の女神の歴史を振り返りながら,展望台へと向かった。展望台から外に出て,自由の女神を見上げる。足下から見上げるわけで、自由の女神の景色としてはそんなによくないが、迫力は感じる。こんなにでかいものなんだとか、緑色してるんだとか、顔も見えず王冠の先が少し見える程度の角度だった。
 その後、台座の下まで下りて、あらためて自由の女神を見上げると、いつものあのポーズをした自由の女神が青空をバックにそびえ立っていた。ニューヨークに来たなあという実感をした瞬間だった。空の色1つで、いろいろな表情をみせる自由の女神,今回は抜群の天気で大満足だった。またリバティ島から見るマンハッタンの景色もまたいい。大都会ニューヨークを実感するとともに、あそこに本当は建っていた2本のビル(ワールドトレードセンター)のことを思い出す瞬間でもある。一番最初にマンハッタンに来たとき、展望台まで登ったツインタワーが,今はないことが不思議に思える。9・11の話題がどうしてもでてくる場所でもある。